民泊やホテル、旅館を運営するうえで、Airbnbとブッキングドットコムには必ず施設掲載しなければなりません。
この2サイトはどちらも世界的なシェアを誇っており、施設オーナーに対するサポートも多く存在しているからです。
両方で宿泊施設を運用するためにサイトコントローラーを使って一元管理をするべきだと言っても過言ではありません。
しかし、この2大サイトでもカバーしきれない客層が存在するというのも事実です。
国によってメジャーなOTAサイトというのは違うので、世界中の方々が全員Airbnbとブッキングドットコムを使っているとは限らないですからね。
日本にもじゃらんや楽天トラベル、HISがあるように、各国・各地域にもメジャーなOTAサイトがあるのです。
幅広く客層を狙うにしても、特定の地域を狙うにしても、Airbnbとブッキングドットコム以外のサイトにも施設を掲載・集客する必要があります。
そこでご紹介したいのが、agoda(アゴダ)という東南アジアを中心に展開するOTAサイトです。
このサイトで掲載すれば、
- 東南アジアの訪日観光客を獲得することができる
- agodaアカウントをAirbnbのアカウントと同じくらいのパワーで運用することができる
という2つの恩恵を受けることができます。
一体どういうことなのかをこの記事で説明していきますので、ぜひ最後までお読みになって、参考にしていただければ幸いです。
目次
東南アジアを中心に展開中!運営代行業者が多く利用するagodaとは?
agodaを利用することで得られる恩恵についてお話する前に、まずはagodaに関する大枠な説明をしていきます。
利用するも何も、どのようなサイトなのかを知らなければ具体的な話が入ってこないものですからね。
agodaの大まかな情報をまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。
サイト名 | agoda |
---|---|
本社所在地 | シンガポール |
サイトURL | agodaトップページ |
管理者用URL | agoda home |
設立 | 2005年 |
掲載宿泊施設数(全世界) | 2,000,000軒以上 |
掲載宿泊施設数(日本) | 約228,000軒 |
物件掲載料 | 無料 |
コミッション料(委託手数料) | 9%(国内向け) 12%(海外向け) |
表をご覧の通り、agodaはシンガポール発のOTAサイトです。
主にアジア圏を中心に掲載数を増やしており、日本からも約23,000軒の施設が掲載されています。
客層としてもアジア人、特に東南アジアの方々が多く利用しており、客層としても東南アジア人をターゲットにしやすいのが特徴の1つです。
また、物件を掲載することに料金はかかりませんが、agodaを通してゲストが宿泊した際は仲介手数料として売上の12%(国内の旅行ならば9%)が自動的に引き抜かれます。
これに関してはAirbnbと同じですね。ブッキングドットコムのように請求する必要がない手間が省けます。
ただ欠点としては、知名度は他のサイトよりも低いため、agoda単体の運用で収益を上げるのは難しいという点があります。
そのため、Airbnbやブッキングドットコムなどの世界的なシェアを誇るサイトとの併用をオススメしています。
上記2つのサイトでは押さえきれない、東南アジアの需要を獲得するというわけですね。
Airbnbのパワーをそのまま反映できる!?agodaの特徴3つ!
agodaに関する大枠の概要をお話したところで、次は特筆すべき特徴についてお話しましょう。
お話するのは、以下の3つです。
- Airbnbとのプロフィールリンク
- ホストがゲスト対応をする必要がない
- agodaは事前決済オンリー
この3つの特徴で総括していえるagodaの最大の魅力についてもお話しますので、ぜひ読み進めてみてください。
Airbnbとのプロフィールリンク
agodaにはAirbnbアカウントをリンクする機能があり、パワーのあるアカウントをリンクすることで物件掲載の際に重要となる検索結果の上位表示を行うことができます。
つまり、スーパーホストのアカウントをリンクすれば、agodaでも検索結果の上位表示などの恩恵を利用することができるということです。
ホストの方々は既にご存知かもしれませんが、このようなOTAサイトにおいて検索の上位表示というのは非常に重要な要素です。
何故なら、検索順位で1ページ目に出れば、宿を探しているゲストの目に触れる機会が増え、予約に繋がる機会も増えるからです。
予約が増えれば稼働率が上がり、稼働率が上がれば収益も上がる、というのはもう言わずもがなだと思います。
ですので、もしAirbnbでスーパーホスト、または検索順位が上位に位置する方がいらっしゃれば、必ずagodaでプロフィールのリンクを行っておきましょう。
ホストがゲスト対応をする必要がない
他のOTAサイトでもある通り、カスタマー対応はずべてagoda自身で行っています。
ですので、ホストの手間や労力をあまりかけることはなく、運用が可能です。
ただ、ゲストから送られてくるメッセージに関してはホストご自身で返信する必要がありますので、運用の際はご注意ください。
agodaは事前決済オンリー
agodaは手数料の支払い同様、ゲストの宿泊料支払いも事前決済で行われます。
そのため、予約客が泊まりに来ないという「ノーショー」になる危険性がぐっと減ります
他のOTAサイトでは現地決済や事前決済が入り混じっている中、事前決済だけにしてくれているのは、ホストにとって非常にありがたいことです。
agodaの最大の魅力→放置しても収益を受け取れるシステム!?
上記の3つの特徴からわかるagodaの最大の魅力は、見出しにもある通り、
多少放置しても収益を受け取れるシステム
です。
Airbnbとのプロフィールリンクでアカウントにパワーを持たせてから運用することで予約機会を高めた運用ができますし、カスタマー対応はagoda自身が行ってくれるので手間をかける必要はありません。
また、手数料の支払いも宿泊料の受け取りもすべてクレジットカードで行うことができますので、ブッキングドットコムのようにホストの方々が請求する必要はありません。
サイトコントローラーの複数サイト管理において、サブで連携しておくのに十分なシステムを有しているのがagodaというサイトです。
ただ、メッセージ対応についてはホストの方々ご自身で対応する必要がありますので、その点だけご注意ください。
サイトコントローラー運用であればagodaは必ず登録しておこう!
ここまでagodaの特徴や魅力、登録することで得られる恩恵についてお話してきました。
Airbnbやブッキングドットコムと併用するのに最適なサイトだということが理解していただけたかと思います。
もう1度、ポイントを確認しておきましょう。
agodaはアジア圏(特に東南アジア)を中心に展開しているサイト
→掲載することで、「日本に旅行をしたい東南アジアユーザー」を獲得することができる
Airbnbアカウントとプロフィールをリンクすることができる
→Airbnbでの検索順位をそのまま反映することが可能
カスタマー対応はagodaが行い、料金の支払い・受け取りはすべてクレジットカードで解決
→請求書送付などの手間がない
この3つの特徴があるため、メッセージ対応以外は手間をかけずに運用ができるので、サイトコントローラーを使って客層を広げるにはうってつけのサイトとなっております。
掲載にもお金がかかることはないので、ぜひ登録してみてください。
もしサイトコントローラーの運用が難しくて、複数のサイトを併用することができないという方は民泊の完全運営代行への委託をオススメします。
代行業者であればサイトコントローラーでの運用は当たり前ですし、agodaの欠点であるメッセージ対応も完全代行であれば委託することができます。
ぜひご検討ください。