インターネットで集客をしているホストの方々はもう既にAirbnbやブッキングドットコムなどの大手宿泊予約サイトでの集客を始めていらっしゃるかと思います。
確かに大手サイトに施設掲載するのは非常に効果的ですし、収益も上がりやすいのですが、そのサイトだけでは不十分な場合があります。
何故なら、それらのサイトにも必ず穴があり、その穴にいる客層を取り逃している可能性があるからです。
なので、ホテル・民泊などの宿泊業では、複数のサイトに施設を掲載し客層を広く取って運営するのが、収益を最大にする方法となっています。
民泊運営代行業者でもAirbnbやブッキングドットコムだけではなく、Expediaやagodaといったサイトも、サイトコントローラーという一元管理システムを使って管理するのがセオリーとなっています。
この記事を読んでくださっている方々の中にも、実行している方がいらっしゃるかもしれません。
ではどのようなサイトをサイトコントローラーで管理すればいいのでしょうか。
その問いの回答として、この記事では、中華系の観光客の集客に最適な自在客についてお話していきます。
Airbnbやブッキングドットコムと合わせて、カバーしきれないユーザーの穴を埋めようと思っている方々にとって、非常に有意義な記事となっておりますので、ぜひお読みになって参考にしていただけると幸いです。
目次
中華圏の定番OTAサイト!「自在客」を大まかに知ろう!!
回答として自在客のメリットなどをお話しする前に、まずは自在客がどのようなサイトなのかについて大枠なお話をしていきます。
「自在客って聞いたことないけどどんなサイトなの?」
と気になっている方にとって大枠を掴むことができる内容ですので、ぜひお読みください。
さて、大まかな内容を表にまとめましたのでご覧ください。
サイト名 | 自在客(Zizaike) |
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本社所在国 | 上海 |
サイトURL | http://www.zizaike.com/ |
設立 | 2011年 |
利用者数(全世界) | 696,261名 |
掲載施設数(日本全国) | 2588部屋 |
表をご覧になってわかる通り、自在客は中国に本社を置く中華系のOTAサイトです。
利用者の国籍も中華系の方々が多く、ユーザーの約9割のシェアを占めています。
施設の掲載数も台湾が全体の約8割を占めておりますので、もし台湾に旅行する際はゲストとしてのご利用もアリです。
日本での普及はまずまずといった感じですが、東京・大阪を中心に約2600部屋が自在客に掲載されており、中華系の観光客に多く利用されています。
agodaとは異なるアジア地域で頻繁に利用されており、登録を推奨できるサイトといえます。
何故自在客への登録を勧めるのか?
さて、大まかな自在客の説明をしましたが、次に何故自在客の利用をサイトコントローラーの一元管理の回答にしたのかという話です。
Airbnbやブッキングドットコムの客層の穴を埋めるくぐいなら他のサイトでも有効なのですが、自在客が強い点として、中華系の観光客の集客に向いているということにあります。
では何故、中華系の観光客の集客に向いているといいのか、それについては毎年JNTOが発表している「訪日外客数」に答えがあります。
こちらのデータをご覧になってわかる通り、中国人観光客数は約838万人、台湾の観光客数は約480万人と非常に多くの中華圏の方々が日本に旅行しているのがわかります。
全体の訪日観光客数が3100万人なので、中国・台湾だけで約17%を占めていることがわかりますね。
さらに、最新の情報では以下のようになっています。
引用:JTB総合研究所
こちらは2019年の6~11月の訪日韓顧客数をまとめたものですが、韓国の不買運動の影響で中国・台湾が2トップになっています。
全体と比較すると、約49%が中華圏の観光客で占めているのです。
つまり、日本で宿泊業をする場合は、Airbnbやブッキングドットコム以外に、中華圏のOTAサイトを取り入れなければ、この膨大な需要に応えることが難しくなってくるのです。
また、自在客は日本語に対応している数少ないサイトであるため、自在客の利用をオススメしています。
ゲスト向けの検索機能が日本対応をしていても、ホストの方々が実際に操作する管理画面が日本語の対応をしていなければきちんと管理できませんからね。
中国の検索エンジンを攻略できる!?自在客に施設を掲載するメリット2つ!
自在客の大まかな説明、そして自在客をオススメする理由をご理解していただけたところで、自在客のメリットについてお話していきます。
自在客のメリットは主に2つです。
- 中国の検索エンジンを攻略できる
- サイトコントローラー「AirHost」で他サイトとの連携が可能
順番に説明していきましょう。
中国の検索エンジンを攻略できる
1つ目としては百度(Baidu)のような中国特有の検索エンジンへの露出を多くすることができるようになる点です。
中国では世界的に利用されている「Google」の他に中国特有のローカルな検索エンジンがあります。
特に百度は中国国内で70%のシェアを誇っていますので、自在客に登録することによって百度ユーザーの中国人の目に留まりやすくすることができ、より客層を増やすことができるのが特徴です。
これはAirbnbやブッキングドットコムにもない利点でもあります。
上記のサイトはヨーロッパやアメリカをメインに展開しているサイトでもありますので、中華系の検索エンジンでは中華系のOTAサイトで勝負するのが効果的です。
サイトコントローラーを使わずともブッキングドットコムに掲載可能
自在客はブッキングドットコムと連携しており、自在客に施設を掲載すればブッキングドットコムにも掲載することが可能です。
その逆も然りで、ブッキングドットコムに掲載した施設が自在客に反映されます。
なので、一回の手続きで2サイトに掲載できるメリットがあります。
何度も申し上げた通り、宿泊業で収益を最大化するには複数のサイトに施設を掲載する必要がありますので、サイトコントローラーを使わずに2サイトの運営をできるのは非常に嬉しい機能です。
施設の情報についても1つのサイトで変更すれば片方にも反映されますので、手間が省けるのも嬉しいところです。
自在客で「日本のお得意さん」を集客しよう!
ここまで自在客に関する解説やメリットについてお話してきました。
日本で宿泊業をするには中華系のOTAサイトに掲載しなければならないということがお分かりいただけたかと思います。
中国や台湾からは毎年多くの観光客が訪れますので、その需要に応えることであなたの施設の収益をより上げることが可能です。
ぜひ覚えておいてください。
また、今回紹介した自在客もそうですが、他にも「途家(Tujia)」や「携程(Ctrip)」「住百家(Zhubaijia)」など多くの中華系OTAサイトがありますので、ご自身でお調べいただくことをオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。