民泊ニュース

知らないと損!?宿泊予約サイト別のコロナウイルスに関する対応を紹介

2020年3月17日

民泊関連業者が次々とコロナ対策のキャンペーンやプランを発表する中、民泊運営の要であるOTAサイトやバケーションレンタルサイトも今回の事態に関する措置を行っています。

そのほとんどが宿泊のキャンセルと返金対応というかたちですが、それに加えてサイト独自の対応を行っているサイトも多くあります。

この記事では以下の4つのサイト、

  • Airbnb
  • ブッキングドットコム
  • Ctrip(trip.com)
  • じゃらん

を例に挙げて、各サイトがどのような対応を行っているのかをまとめていきます。

ご自身が利用しているサイトはどんな対応をしているのかを確認して、今後の民泊運営に役立てていただければ幸いです。

Airbnbの「酌量すべき状況ポリシー」「より柔軟な予約」の導入


民泊サイトの動きとして、1番ニュースに取り上げられているのがAirbnbの対応です。

2月27日に「酌量すべき状況ポリシー」の条件を拡大し、湖北省勢中のゲスト・ホストのコロナウイルスのキャンセルペナルティを無効しました。

さらに、3月10日に「より柔軟な予約」を称して、ゲスト・ホスト双方の損失を抑える措置を発表しています。

ホスト側の恩恵としては大きく分けて3つあり、

  • 予約キャンセルや返金に関する対応が円滑に行えるようになる
  • Airbnb内の検索順位の上位表示が狙える
  • 通常3%のサイト手数料の免除

が新たに導入されるプラットフォームを利用することで得られます。

より詳しい内容は以下の記事でお話ししていますので、併せてご覧ください。


Airbnb「より柔軟な予約」導入によるホストへの3つのメリットとは?

3月10日、大手民泊予約サイトAirbnbは昨今のコロナウイルスの情勢を鑑みて、「より柔軟な予約」という新プログラムを発表しました。 これは不確定要素のある中でも、ホストとゲストがホスティングや旅⾏プ ...

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ブッキングドットコムの不可抗力事象・非常事態宣言


次はAirbnbと並ぶ世界最大手のOTAサイト「ブッキングドットコム」です。

同社ではコロナウイルスの流行を、「不可抗力事象/非常事態宣言」とし、感染が深刻な地域への渡航・滞在を不可能としています。

不可抗力事象を受けて、ゲストからキャンセルの依頼を受けた場合は全額返金とキャンセル料の免除を行うようホストに呼びかけています。

日本はまだ対象地域のリストに記載はありま

しかし、もし感染がさらに拡大した場合はこの体制が敷かれることになりますので、こまめにチェックしておきましょう。

対象地域のリストはこちらから確認できます。

実質的な海外旅行の禁止といった体制ですが、特例がない限り国内旅行は対象になりませんので、国内の需要には応えることが可能です。

もしブッキングドットコムを利用している方は、国内在住の日本人をターゲットにした掲載ページに作るように工夫しましょう。

Trip.comの特別無料キャンセル補償の拡大


Trip.comは中国最大の予約サイト「Ctrip」が日本に人向けにリリースしたOTAサイトです。

Trip.comでは1月に「特別無料キャンセル補償」と称したゲストに向けたキャンセル補償を行っていました。

しかし、コロナウイルスのさらなる感染拡大を受けて、影響を受ける個人に適用範囲を拡大しています。

内容は以下の5つになります。

  • 新型コロナウイルス感染症の診断を受けてご旅行できないお客様におかれましては、Trip.comのサイト・アプリでご予約されたすべての旅行商品が全額払い戻しの対象となります。
  • 新型コロナウイルスを封じ込める医療従事者の献身的な努力を支援するため、Trip.comは新型コロナウイルス感染症の緊急事態に直接関連する取り組みに専念する医療従事者で、ウイルスとの闘いの最前線に残るためにご旅行のキャンセルを余儀なくされた方に対して、すべての旅行商品の全額払い戻しの対象となります。
  • 渡航制限もしくは目的地当局による到着後14日間の強制検疫要件のため、予定された旅行が不可能になった場合、影響を受けられた出身国(韓国、日本、イタリア等)のお客様は、ホテル、列車チケット、空港送迎、レンタカー、ツアーおよびアトラクションパスのご予約について、全額払い戻しの対象となります。
  • 特別無料キャンセル補償の取り組みに参加したホテルのすべての予約は無料でキャンセルできます。Trip.comは、可能な限り、この取り組みの対象外のホテルとの調整を最大限に行い、顧客への返金を確保するよう努めます。
  • 航空券のキャンセルポリシーは継続的に更新され、航空会社のキャンセルポリシーに従います。Trip.comは、利用可能になった最新のポリシーに従って払い戻しを処理するお客様を支援します。

引用元:PR times

つまり、感染の影響を受ける恐れのあるゲスト、または医療従事者に無料キャンセルと全額返金の措置を施すという内容です。

また、「特別無料キャンセル補償」に参加している宿泊施設の予約は無料でキャンセルできるようになっており、施設側にも返金額分の報酬があります。

対象外の施設のキャンセルはTrip.comとの調整次第ですが、ゲストに返金したお金は戻ってきません。

もしTrip.comに掲載している方がいれば、「特別無料キャンセル補償」に参加しておくことをオススメします。

じゃらんのコロナ対応


最後は国内産のOTAサイト「じゃらん」です。

じゃらんのヘルプページには以下の記述があります。

大変お手数ではございますが、変更、休止等の情報につきまして、ご利用前にじゃらんnet内の各提供会社の詳細ページなどで最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。
引用元:じゃらんヘルプページ

このように、じゃらんでは運営が対処するのではなく宿泊施設に判断を委ねている状況です。

これはじゃらんだけではなく、同じく大手OTAサイトである「楽天トラベル」でも同じような対応を取っています。

じゃらんや楽天トラベルなどの国内OTAを利用している方は、自らの判断で決定する必要がありますのでご注意ください。

利用サイトの情報はこまめにチェック!損失を最小限に抑えよう


ここまで、各OTAサイトのコロナウイルスに関する措置についてご紹介してきました。

記事の内容をまとめると以下のようになります。

  • Airbnb
  • キャンセルポリシーの拡大。新プラットフォーム導入でのキャンセル・返金円滑化。

  • ブッキングドットコム
  • 実質的な海外旅行予約の禁止。国内旅行は特例がなければ可能。

  • Trip.com
  • 特別無料キャンセル補償によるゲスト・ホストへの返金対応

  • じゃらん
  • キャンセル・返金の判断は各宿泊施設に依存

見比べると、国内OTAサイトの体制が粗雑なイメージを持ってしまいます。

しかし、日本は他の国と比べてコロナウイルスの感染拡大を抑え込んでいる方なので、まだ本格的な対策に乗り出していないともいえます。

とはいえ、これから感染拡大がどうなっていくかは予想できません。

今後のOTAサイトの動向を把握するためにこまめにチェックしていきましょう。

あなたの宿泊施設の損失を最小限にするために、常に最善の選択を行っていってください。

もし不安な点、そうすればいいか悩んでいることがありましたら以下の無料相談窓口までお問い合わせください。

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